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新しい真空脱水コンクリート工法 ─理論と施工の実際 筆者の、20年間余の「新しい真空脱水工法」研究の集大成! 編著者:畑中 重光 |
編著者序より コンクリートの真空脱水工法とは、大気圧を利用し、打設直後のコンクリートを圧密し、同時に絞り出された自由水(ブリーディング水を含む余剰水)を吸引することで、コンクリートの水セメント比を低減し、緻密化し、強度を高める工法である。混ぜ物をするのとは異なり、コンクリートの緻密化、高強度化のために使用するのは施工時のエネルギー(ひと手間)だけということになる。ちなみ地球上の大気圧の大きさは、おおよそ0.1MPa=1013hPa=1013mbで、水柱にして10m、水銀柱にして76cmに相当する圧力である。仮に面積が1uであれば、質量にして約10t、すなわち軽自動車が10台乗っている勘定になる。これだけの圧力がちょっとした工夫で、しかも工事の現場で使えるのである。 |
序/編著者 三重大学教授・畑中 重光 1 章 真空脱水工法の概説 2 章 真空脱水工法の研究 3 章 真空脱水工法の施工 付録 執筆者名および所属 |
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