Polymers-in-Concrete委員会
-ポリマーズ・イン・コンクリート委員会-

国際コンクリート・ポリマー複合体会議 日本支部
International Congress on Polymers in Concrete-Japan Chapter
ICPIC-Japan

[連絡・お問合せ先]
国際コンクリート・ポリマー複合体会議日本支部 
Polymers-in-Concrete委員会事務局
〒101-0026 東京都千代田区神田佐久間河岸71-3
柴田ビル5F (株)工文社内 担当:土田和幸
TEL 03-3866-3504・FAX 03-3866-3858
E-mail:proof@ko-bunsha.com



■沿 革
 本委員会は,「国際コンクリート・ポリマー複合体会議( International Congress on Polymers in Concrete:ICPCI )」の日本支部(Japan Chapter)として,昭和62年(1987年)8月に「Polymers-in-Concrete部会」の名称で発足し,その後,「Polymers-in-Concrete委員会」に名称変更しました。
本委員会の母体であるICPICは米国デンバーに本部を置き,コンクリート・ポリマー複合体の世界的な普及を目的として,国際会議やシンポジウムの開催,専門図書の出版,世界各国において,の種の材料に関するセミナーを行うための専門技術者の派遣などを行っています。特に,国際会議は世界各国で3年ごとに計16回開催されています。
【国際会議の開催地:London (1975), Austin (1978), Koriyama (1981), Darmstadt (1984), Brighton (1987), Shanghai (1990), Moscow (1992), Oostende (1995), Bologna (1998), Honolulu (2001), Berlin (2004), Chuncheon (2007), Funchal (2010), Shanghai (2013) ,Singapore (2015) ,Washington, DC (2018)】
 本委員会は,その発足当時から,各種国際会議での発表論文内容の紹介をはじめ,コンクリート・ポリマー複合体に関する国内外の情報発信の場としての定例会や,会員の要望をもとに,コンクリート・ポリマー複合体に関する共同研究を実施するなど,コンクリート・ポリマー複合体の普及活動を継続しています。

■目 的
 コンクリート・ポリマー複合体の範疇は広く,材料学的には有機と無機材料の複合材料であり,その性能の多様性から応用分野も多岐にわたり,その普及のためには,土木,建築,化学など,多くの分野を対象とした情報交換並びに複合領域での検討が必須であるにも関わらず,それらのことが必ずしも効率よく行われているとは言い難い現状にあります。
 本委員会では,コンクリート・ポリマー複合体の研究開発に携わる種々の分野の研究者,技術者及び利用者を対象として会員を募り,会員相互の情報交換,海外におけるこの分野の情報の収集などを行うと共に,この分野の研究開発の促進を目的とする活動を行うことを目的としています。
【委員会活動の対象とする材料及び技術】
 ・ポリマーセメントモルタル及びポリマーセメントコンクリート
 ・ポリマーモルタル(レジンモルタル)及びポリマーコンクリート(レジンコンクリート)
 ・ポリマー含浸モルタル及びポリマー含浸コンクリート
 ・セメントモルタル及びコンクリートへのポリマーの利用
 ・非セメント系モルタル及びコンクリートへのポリマーの利用
 ・ポリマー系新素材の建設材料への利用
 ・アスファルト系素材の建設材料への利用
 ・その他の複合材料

■活動内容
1.定例会及び学会の開催
 コンクリート・ポリマー複合体に関する情報交換や最新材料・技術の紹介の場としての定例会及び見学会の開催
2.専門小委員会による研究活動
 会員の要望によって設定したテーマに関する共同研究などの実施及び,試験方法、施工指針、仕様書などの作成
3.学術交流会(国際会議の開催を含む)
4.調査、研究及び指導の受託
5.その他

■会則概要
1.会員
 コンクリート・ポリマー複合体の研究開発に携わる技術者及びその利用者で,所定の会費を納入した事業所(法人会員)もしくは個人(特別会員・学生会員)
2.会費
 @法人会員−入会金30,000円,年会費80,000円
  上半期(4月〜9月)40,000円,下半期(10月〜3月)40,000円とし,中途入会の場合は,上半期入会は全額,下半期入会は後期分の年会費を納入する。
 A特別会員−入会金2,000円,年会費10,000円
 B学生会員−入会金1,000円,年会費 5,000円
3.幹事会及び定例会
 @幹事会:委員長,副委員長,幹事及び顧問をもって幹事会を構成し,委員会の活動計画,収支予算及び決算などの委員会運営上の基本的事項を審議する。
 A定例会:原則として,年5回以上の定例会(見学会を含む)を開催する。

■委員構成(令和5年4月現在)
委 員 長
 出村 克宣  日本大学名誉教授

副委員長
 熊谷 慎祐  ボンドエンジニアリング
 若杉 三紀夫 潟Pミカル工事 技術開発部 技術担当部長
 渡辺 宗幸  恵和梶@VC本部

代表幹事
 川上  洵  秋田大学名誉教授

幹  事
 石川 一郎  サンワ化学梶@宇刈開発室 室長
 桑原 裕樹  ヒノデホールディングス梶@材料開発グループ
 齋藤 俊克  日本大学 工学部建築学科 准教授
 榊原 弘幸  願A高組 技術本部
 白井  篤  東京家政学院大学 現代生活学部 生活デザイン学科 教授
 関野 一男  山梨県コンクリート技術センター共同試験場 場長
 谷口  綾  鹿島道路  技術部
 田村 雅紀  工学院大学 建築学科 教授
 鶴田  健  マテラス青梅工業  常務取締役
 西山 直洋  西山設計事務所

顧  問
 伊部  博  IBEC 代表(元本委員会幹事)
 大濱 嘉彦  日本大学名誉教授(元本委員会委員長)
 河野 俊夫  元・椛O田先端技術研究所(元本委員会副委員長)
 小柳  洽  構造診断研究所 所長(岐阜大学名誉教授)
 難波 蓮太郎 工学院大学 名誉教授

●法人会員●
アイゾールテクニカ梶Cアルファ工業梶C鹿島道路梶C恵和梶C
潟Pミカル工事,潟Rンステック,サンコーコンサルタント梶C
太平洋マテリアル梶C秩父コンクリート工業梶C
樺研コンサルタント,東亜合成梶C東邦建材梶C ジャパンコーティングレジン梶C日本化成梶C
日之出水道機器梶Cマテラス青梅工業梶C三井化学産資梶C
潟梶[テック,潟Gステック
[以上19社]

■申込み要領
1.委員会入会申込書に必要事項を記入の上,事務局宛にe-mail又はFAXで申し込んでください。
2.委員会には,所属事業所(工場,研究所,事業部など)ごとに加入する。
3.委員会へ加入される事業所は,委員会に出席する担当者1名を登録代表者として届ける。
 定例会の開催通知などの委員会活動に関する連絡は,すべて登録代表者宛となる。
4.その他,詳細については事務局までお問い合わせ下さい。

■入会申込書(PDF)
 
−Polymers-in-Concrete委員会 事務局−
 (株)工文社内 担当:土田和幸
 TEL 03-3866-3504・FAX 03-3866-3858
 E-mail:proof@ko-bunsha.com

■令和4年度委員会活動

○令和4年5月27日(金)

第188回幹事会
第197回定例会(ZOOM開催)
テーマ:ポリマー系材料の各種構造物への適用
・塩分固定化能を有するエポキシ樹脂系ひび割れ注入材の補修効果
  =審良善和(鹿児島大学学術研究院理工学域工学系)
・屋外石造文化財の保存―石材の劣化と保存修復対策
 =西浦忠輝((独)国立文化財機構東京文化財研究所 名誉研究員)
・ポリマー改質アスファルトを使用したグースアスファルト混合物のコンクリート床版への適用
 =横田慎也(鹿島道路梶@技術研究所 第三研究室 室長)

○令和4年7月8日(金)

第189回幹事会
第198回定例会(ZOOM開催)
テーマ:SDGsとポリマー系複合材料
・ナノセルロースヴィークルプロジェクトの成果
  =臼杵有光(京都大学生存圏研究所 生物機能材料分野・特任教授)
・リサイクル可能な自己修復性超分子材料
  =高島義徳(大阪大学高等共創研究院 大学院理学研究科・教授)
・セメントクリンカーを細骨材として使用したプレミックスポリマーセメントモルタルの基本性状に関する検討
  =阿武稔也(太平洋セメント樺央研究所セメント・コンクリート研究部)

○令和4年9月21日(水)

第190回幹事会
第199回定例会(ZOOM開催)
テーマ:RC構造物の断面修復部における鋼材の腐食とその抑制に関わる材料技術
・コンクリートの断面修復部における水分挙動と鉄筋腐食
  =鈴木浩明(鉄道総合技術研究所材料技術研究部コンクリート材料)
・シラン含有する防錆混和剤の添加によるモルタル中の鋼材の腐食抑制効果
  =齊藤亮介(清水建設葛Z術研究所 建設基盤技術C)
・セメント系断面修復材の構成成分が電気抵抗率に与える影響
  =若杉三紀夫(ケミカル工事株式会社・PIC委員会副委員長)

○令和4年10月24日(月)

第191回幹事会

○令和4年11月9日(水)

第200回記念定例会・祝賀会
会 場:学士会館
【記念定例会】
1.ポリマーセメントモルタルの調合と性能
 =Polymers-in-Concrete委員会 委員長 出村 克宣
2.PIC委員会定例会 200回までの歩み
 =Polymers-in-Concrete委員会 副委員長 渡邊 宗幸
3.左官材料とポリマー
 =Polymers-in-Concrete委員会 顧問(元委員長) 難波 蓮太郎
4.レジンコンクリートの歴史と現状
 =日之出水道機器且キ行役員 R&D総合センター所長 甲斐 信博
5.ポリマー含浸コンクリートの歴史と現状
 =Polymers-in-Concrete委員会 幹事(元委員長) 鶴田 健
6.ICPICの歩みとPICのこれから
 =Polymers-in-Concrete委員会 幹事長(前委員長) 川上 洵
【情報交換会】

○令和5年1月11日(水)

臨時幹事会

○1月18日(水)

第192回幹事会
第201回定例会(ZOOM開催)
テーマ:コンクリート構造物の表面被覆工の性能評価とポリマー系被覆材料の開発事例
・表面被覆工の亀裂発生における温度伸縮の影響と亀裂対策
  =青木真浩(東日本旅客鉄道樺キ野土木設備技術センター)
・コンクリート構造物への湿潤接着可能なビニルエステル樹脂の開発
  =坂口陽一郎(昭和電工蒲Z合製品開発研究所 伊勢崎ユニット複合材料G)
・表面保護材料の遮塩性評価における試験条件の基礎的研究
  =佐々木厳(材料資源研究グループ 総括主任研究員)